MVPレースに早くも名を連ねる二人、勝利に導くのはどちらか?

安定したディフェンスから終盤のレブロンによる圧倒的なクロージングで勝ち星を重ね西1位の座を維持し続けているレイカーズ、自慢の守備でルカを封じることが出来るか。

対してマブスは二年目にしてMVPの呼び名の高いルカドンチッチが圧倒的なパフォーマンスで現在西4位。周囲の選手もルカに対するアジャストが進みアシスト数の増加も見られます。

やはり注目はレブロンとルカの活躍。ゲームの作り方に共通する部分があり、同じくMVP争いをしている彼らのプレーに目が離せません。

マブスが勝つためのポイントはADに対するディフェンスか。正直抑えきれることは期待できないが、暴れられてしまってはどうしようもない。

game report

試合開始、ハーダウェイのカットからの得点からスタート。こういうプレーが求められてるよハーダウェイ。と思ったら点が入りませんマブス。ルカのショットミスは修正されるので良いですがポルがスティール食らってイージーバスケはいただけません。

しかしルカが出すパスに良く手が出ます。なかなか自由にプレーさせてもらえません。するとハーダウェイが3P。やるやん。

レブロンのスティールが冴えまくります。むしろレブロン以外がタフについているのでレブロンのマークのフィニースミスが空いているように見えてるがレブロンの射程圏内といった模様。

そんなこんなでレイカーズが支配し5分経過で10点差。凄い。

ここでレブロンコート上で休憩タイム。攻守ともにスイッチ切ってます。スティール二本に速攻にちょっと開幕飛ばしすぎたかな。するとポルのオフェンスリバウンドの押し込みとルカの3Pで5点差に。

このデュオは少し気を抜くとすぐに点を取ってきます。前の同カードでも言っていましたが、やはりデュオ対決の構図は避けられないかと。しかしポル以外はほぼ確実に活躍してくるのでポルの頑張りがかなり重要。と書いているとしっかりポストアップからクズマを苛めます。良き。

休憩モードだったレブロンがルカからオフェンスチャージを引き出すと交代。最後にチラッと働きました。交代してからルカが止まらなくなると思いきや全員でルカをつぶします。残り3分くらいのディフェンス凄かったですね。

しかし簡単にはやられないルカ。身体能力頼りのプレーだったらこのまま完封だったでしょうが、全員の動きを把握しながら適切なプレーを選択します。普通ここまで徹底マークされてたら慣れるのは後半くらいからなはずなのに1回のミスで修正してきます。

ルカがいなくなると全員が流動的に動き優れたボールムーブで得点してきます。ブランソンが落ち着け、カリーが動き回ることで歪みを作り、フィニッシャーにパウエルorクレバーと良い感じです。

層が厚いのはレイカーズと思いきや2ndユニットの目的意識が明確だったのは意外にもマブスでした。ちょっとロンドに裁量持たせすぎ感ありますね。クズマをロンドが無視してるよって動画あがってましたよね(笑)

Rondo missed Kuzma everytime

そんなこんなで1Qは25:30と開幕のラッシュを少し取り返した状況で2Q開始。ボバンが出てます!すぐにレブロンに狙われるボバン。そしてトランジションでジャクソンが3Pを決めレイカーズタイムアウト。同点です。

2ndユニット時にボバンを一瞬出すのをマブスは続けていますが意外と効果的。否が応でも彼がインサイドへ動くと気にしてしまい外が空いてしまいます。しかし長い間出すとデメリットであるミスマッチが効いてしまうので下げると。

タイムアウト後レブロンがギアを上げます。連続スコアで5点リード。しかし二回連続でクズマ相手にジャクソンが点を取り1点差。クズマとマッチアップする彼は自信をもってプレーしています。このような試合ごとに役割を与えられれば全うする選手はチームとしても嬉しい限りでしょう。

そしてハワードに対しボバンが効いています。オフで体を絞ったのは高速化したペースに耐えうるためでしたが、このような旧世代的なビックマンとのマッチアップはきつくなっています。

そんなこと言ってもボバンくらいしかいなさそうですがこのリーグには。まさかの2ndユニットのジョーカーがボバンでした。しかしそのマッチアップのみならずボバンがティップしたボールを全員が走りこんで奪います。やはり目的意識の差。たまらずADインです。このタイミングでボバンアウト。

点の取り合いになります。レイカーズはAD一本で、マブスはポルを軸に流動的なボールムーブで得点します。ADのマッチアップがポルなのでここが彼の正念場でしょう。マギーの時はそっちにつきますが肉弾戦のハワードにポルは分が悪いので順当と言えば順当。

そしてポルがかなりがん座ります。ディフェンスでは押し込まれないように頑張りオフェンスもサイズの利で上からショットを沈めます。勿論完全に抑え込むことはできずand1も奪われますが…

途中でADのマッチアップがパウエルに代わるも止められません。20点くらい取ってますねまだ前半なのに。しかし点差が広がるとルカがハンドラーとなりフリーを作り出します。キックアウトパスうますぎ。ADがあんだけヘルプに来ているのに動じません。

終盤は激熱の展開。ルカへタフなディフェンスを仕掛けるレブロン。全員がルーズボールに飛び込むもボールはマブスに。パウエルがレイアップを決めますがすぐにレブロンが良い位置でポジションを取り、アリウープで時間ギリギリに点を奪い59:62で前半終了。お疲れの模様のレブロン。

3Q開始、ADとのマッチアップをミスマッチと判断するルカが恐ろしい。シュートクロックも完全に把握し、リバウンドの落ちる位置も把握しながらベストのプレーを選択します。後半二回のポゼッションで全開なのが分かります。

ディフェンスも気迫のこもったハードワークでADとフィニースミス、レブロンとハーダウェイとミスマッチを突かれますがかなり頑張ります。レイカーズは気持ちで押されている模様。

マブス良いなあと思ったらポルがFT2本外します。おい。しかし勢いは止まらずあっという間に66:62。ちょっとレイカーズ不利な笛なきらいもありますが良く動くマブス選手に吹き辛いのも事実。ちょっとレイカーズの選手たちは疲れてるのかな?アウェイ続きだったのもあるのでしょうか。

6点差でタイムアウトをレイカーズが取り、すぐにADが3Pを沈めますがルカ劇場は続きます。極上のアシストからポルが連続で決めそこから試合を支配します。レイカーズは特に対抗策を出すわけでもなく20点差。強い。

この間レイカーズはADがセンターの布陣で流石にヘルプが間に合っていません。前半ドワイトがかなりでていたのでマギーあたり出せばよいのにと思ったのですが動きは無し。何か理由があるのでしょうか。流石にパウエル&ポルのインサイド相手はきついと思うんだけど。そして明らかにヘルプが遅いです。疲れてるだろやっぱこいつら。

と思ったらカルーソが入るとオフェンス面で解決します。レイカーズの今までの傾向だとここでディフェンスを立て直し流れを変えようとしますが、まさかのオフェンスでそれを試みます。実際ロンドカルーソでオフェンスが良くなり10点差。と思ったらルカが3Pです。本当にゲームをよく理解しています。このQで14点!?ラスト決めて16点!!素晴らしすぎます。

最後にクズマに不用意なファールをクレバーが犯してしまい結局94:79で最終クオーターへ。ラストはドワイト出して頑張るのかな?と思ったら案の定出てきます。

ルカポルとADはお休み。レブロンも休むかな?と思ったら出ています。まあ出ないと追いつけないか。しかしショットの確率の芳しくないレブロン。ディフェンスも機能しきらないレイカーズ。

ディフェンスでレブロンがあまり動けていません。そこから崩されてしまっています。ついでにクズマは純粋にオンボールディフェンスが微妙です。いくらドワイトが頑張っているとはいえレブロンのところからヘルプが遅れずれが生じ簡単にショットを打たれてしまっています。

3分経過してADが出てきますがマブスは出しません。正直今のレイカーズディフェンスですと簡単に点を取れてしまいますし、ディフェンスはルカがいない方が固いので当然か。

と思ったら残り7分でルカ&ポルが出てきます。まあ若いから休憩とか気にしていないのか。というよりかは確実に勝率上の相手から勝ち星を頂きたい模様。あとはいつものゲームプランの踏襲も目的かな。

ちょっと秩序の欠けたレイカーズオフェンスについていけていないディフェンス。残り5:30でレブロンの上からルカが3Pを決めゲームセットか。ゲームペースを整えるためにルカが出ているような印象。確かに彼がいないと捲られることもあるかもしれませんね。

このまま無茶することもなく決着。114:100でマブス勝利です。

マーベリックス 総評

素晴らしい試合運びでした。

全員の対レイカーズにおける重要なポイントの共有が良く行き届いていました。

開幕すぐはドンチッチに対し凄まじい収縮でミスが出ましたが、驚異の修正力。ドンピシャなキックアウトから他選手は後半から確実に決め、ディフェンスの注意が散漫になったところでルカが得点。完璧な3Qでした。

ここまでプランを実行できる若手が揃っているのも魅力ですが、正直今回はレイカーズの悪いところによる部分も多いかと。それは後述で述べるとして、フィニースミスは勿論ハーダウェイもかなり良いです。

改善点として述べていたあそこが良くなると素晴らしいチームになることが良くわかる試合でした。正直前の試合で30点取っていた試合は単に当たってたから良かった程度のものです。プランの一部として良い活躍をしていたのは今回でしょう。

レイカーズ 総評

お疲れでしょう。

やはり頼れるベテランをそろえるとプランの実行という面では良いですが、長いシーズンを戦い抜く中でこのような日も出てきます。そしてこういう日にさぼってしまうレブロン。

こういう日は前述のように少しプランを変え3Qの捲られていた時間にビックマン一人出すなどの柔軟性は欲しかったかな。まだ序盤なので少し心配ではありますね。

バスケ少年に贈るTips

nbaバスケ指導君nbaバスケ指導君

今回取り上げるのは素晴らしい活躍で勝利に導いたルカドンチッチ!

試合の流れを見極め完璧なチョイスでプレーする彼は日本人でもマネできるプレーの宝箱です!

そんな彼のコン試合のハイライトをチェック!

Luka Doncic Highlights

PICK UP

今回取り上げるのは大活躍ルカドンチッチのユニフォーム!

MVPの候補にも挙げられる彼のユニは持っていて損はないでしょう!