レギュラーシーズン西1位のレイカーズ!
今シーズン若手を放出し今年の結果を追い求める新体制で迎えたレイカーズ。レギュラーシーズンの結果は1位独走とベストな結果に見える。プレイオフに向けてこのチームを総括していきます。
看板デュオ AD&レブロン
まず初めに紹介するのはレブロンジェームズとアンソニーデイビス(AD)の二人。言わずと知れた現役最強選手であるレブロンはこの約10年リーグを牽引してきた時代の象徴です。
そしてADは今シーズンに新加入してきた選手であるが、恵まれた体格から元々ガードであったことからビッグマンとは思えない多彩なスキルを持ち合わせた、バスケという競技で出来ないことはない程の高い能力を持ちます。
レブロンの直近のチームでの役割は、特にキャブズ時代に象徴されるようにゲームメイクからスコアリングまで、オフェンスの全ての責任を一人で背負うものであった。
対して今シーズンはスコアリングに関しては割とセーブ、チームの得点に関するファーストオプションをADに据えることでゲームメイクに集中。なんと今シーズンアシスト王です。GOAT過ぎ。
とはいっても平均25.5点取っているので、スコアリングをおろそかにしているということはありません。しかし前までのアイソや自身の得点のためのセットが前提となったスコアリングではなく、チームオフェンスの中で自然に点を取っています。これまでのレブロンに比べて、ですけどね。
このデュオはどのチームでも止める術を持たず、コービー&シャック時代を彷彿とさせるような、ゴールデンデュオとなっています。
デュオを支える名脇役達
このデュオを支えるサポートメンバーもレイカーズを語るのに欠かせません。とりあえずローテーション入りしている選手だけになってしまいますがピックアップしていきます。
まずマギーとハワードのセンターコンビ。現代において彼らのような古典的なセンターはリーグから遠のく傾向がありますが、ここでは完璧にフィットしています。
献身的なリバウンド、スクリーンで攻守両面での縁の下の力持ちとしてハードワークし、時にど派手なアリウープでチームを鼓舞します。彼らは年棒も安いのも恐ろしいポイント。
そしてバックコート陣でピックアップすべきなのはブラッドリー、グリーン、KCP、カルーソ、ロンドあたりですかね。
ブラッドリー、グリーンは今の時代に欠かせない3&Dの役割です。ブラッドリーは典型的ではないかもしれませんが。
KCPはディフェンスと当たると怖いシュート力を持っています。
カルーソはベンチからの起爆剤として、攻守両面で良い影響を齎します。
ロンドは怪我が多くなかなかゲームにコミットは出来ていませんが、アドバイザーとして有用な役割を果たしています。
またバブル後にやってきたのがウェイターズとJRスミス。JRはローテーション入りしていませんがレブロンと共に優勝を経験しており、メンターとなるのではないのでしょうか。良くわからんけど。
注目はウェイターズです。大麻入りグミを飛行機で食べ過ぎて失神してヒートをクビになりましたが、レイカーズに入ってからは優秀なゲームコントロールでレブロンのいない時間帯を埋めてくれます。
ロンドが怪我をしてハンドラー不足に拍車がかかっていた中でのウェイターズは貴重な存在です。
最後に紹介するのがカイルクズマ。ルーキー時からレイカーズにいる今季3年目。2mの身長と伸びしろたっぷりのポテンシャルが魅力の選手です。
結果の求められるチームであるからこそ、既に完成された選手が多い中でクズマのような若い未知数な選手の成長も見どころの一つでしょう。
チームの強み
そんな最強デュオとそれを支えるチームのレイカーズですが、チームの強みはディフェンス。
どこを見ても穴となるような選手がおらず、ミスマッチが起きづらいです。
また、前述の通りレブロンのスコアラーとしての負担が軽減されたことにより、彼がディフェンスに割けるリソースが増えたことも強みに繋がります。
例えばヒート時代はゴリゴリのエースストッパーだった彼であるため、ディフェンスも集中できるのは好材料と言えるでしょう。
ディフェンスのおかげで大崩れすることなく、西1位でシーズンを終えることが出来たと考えられます。
そして、何といってもAD&レブロンがオフェンス面でも最高の強みです。
どのチームも止める術を持たないような選手が二人いるのはすさまじい脅威ですし、本来スタープレイヤーが集まればボールシェアなどの問題が浮上してくるのですが、この心配も一切なし。
前述の通りレブロンはゲームメイク寄りの役割であるため2人そろった時のオフェンスの安定感は強みです。
チームの弱み
弱みとして挙げられるのは3P。まーーーじで入らん。
レブロンとADが攻めることで収縮したところを他の選手が決められると手の付けようがないのですが、負け試合のパターンとしてこれが入らないことが非常に多いです。
シュートは水物ですし仕方ないと言えばそうなのですが、負け筋はその点にあります。
そしてADかレブロンどちらかしかいない時のオフェンスの単調さももう一つの問題です。
ハンドラー不足からなる起点の少なさがディフェンスの的を絞りやすくしてしまいます。
プレイオフに向けて
そんなレイカーズですが、オフェンスの単調さに関してはウェイターズの獲得が非常に大きいです。
特にレブロンのいない時間帯でのADのポストアップにまかせっきりな状態であったのが多少解消されました。
勿論ゴリゴリ使っていくのですが、オフェンスペースをコントロールすることで適切な位置で、他選手も連動しながら組み立ててくれます。
個人での打開も多少できるのも評価ポイントの一つ。彼の活躍が試合を左右します。
それ以上に優勝に向けて非常に重要なのがクズマの成長です。
bleacher reportの出したNBApower rankingではレイカーズは4位となっています。
やはりオフェンスの選択肢の少なさがこの結果となっているのでしょう。
その中でクズマが3rdオプションとして得点シーンを増やすことができると一気にチームが良くなります。
また、唯一といって良いディフェンスの穴が彼でした。
しかしバブルに入ってからは相手チームのエースにつくなど、かなりのハードワークをこなしています。
今シーズンのみでも選手としての向上を見せているので、更に経験を積むことでチームの弱点を埋め優勝へのラストピースとなるかもしれません。
生粋のレイカーであるコービーブライアントが亡くなった今シーズン、彼への追悼の意も込めて歴史の文脈ではレイカーズの優勝が求められています。
超えるべき壁は数多ありますが、すべて乗り越えてきたレブロンという現役最強選手が率いるこのチームは、優勝候補と呼ぶべき存在でしょう。
PICK UP!
今日ピックアップするのはチームの命運を左右するであろう若きホープクズマのユニフォームです。
バブルで見せたクラッチスリーは興奮しましたね。
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