MIA史上最高年棒男バトラー vs 絶対神ブッカー

個人的にPHIに残るかなと思っていた攻守両方でインパクトを残せるジミーバトラーは、サラリーキャップに余裕のあったMIAを今シーズンの居場所に選びました。MIA史上一番高い年棒なんだって?ソースとかないんですけど正しいかな。彼はどこでもフィットすると思いますが、どのような使い方か気になるMIA。

対してなぜか開幕スタートに成功しているPHX。このチームに関しては前投稿で触れているので割愛します。1試合見ての所感とわからなかったところがあったのでまた見ようかなと。

PHI vs PHX (2019/11/5)

game report

開幕からMIAはナンとバトラーがハンドラーとなり効果的なオフェンスを展開します。皆無駄にボールを持たずオフボールムーブでオフェンスを展開します。バトラーは1on1を自由に許されてるね。

対してPHXはMIAのハードなディフェンスに点が取れません。ルビオが一人で落ち着いていますが彼は彼でシュートが入らず10点差で試合進行。

昨季までMIAはPGがドラギッチしかおらず穴でした。バトラーは何でも屋さんなので攻守両面のステップアップになりますが、ナンがより一層安定をもたらしています。安定をもたらすルーキー。

ドラギッチがオンコートだとディフェンスが締まりません。点差がなくなり3点前後で1Q終了。結局31:30。オフェンスはドラギッチとバトラーでかなりクオリティが高いんだけど失点がきつかった感じでした。ナンがスタメンの理由がわかる。

2Q、MIAはドラギッチがゲームメイク。タイラーヒーローが自信満々に3Pを打ってきます。確率もスクリーンの使い方もいい感じ。そこから流れを掴み3Pがガンガン入ります。こういう流れを持ってこれるシューターは重宝されるよね。彼は今のところ37.5%の3Pの確率です。ここからもっとNBAに慣れればもっと良くなる予感。MIAのドラギッチ、ヒーロー、レナード、オリニク、アデバヨの布陣はオリニクが臨機応変に中にも外にもいってくれるのでみんなシュートが打ちやすそう。流石スポルストラHC。

二桁に離されてしまうと焦ってルビオ投入。そして徐々にスタメンに戻してきます。

PHXはブッカーが入ると俄然オフェンスが良くなります。逆に言うと彼がいないと打開できる選手がいない模様。ルビオがお膳立てしようとしますが如何せん選択肢が少ない。ディフェンスも要領を得ないので、ここまでの開幕ダッシュはなんだったんだろうな、という印象。そのディフェンスもウーブレがいると少しは締まる模様。あまり周りは影響されてないみたいだけど。

しかし二桁以上は離されないPHX。ルビオのゲームコントロールと絶対神ブッカーの引力によるものです。他の選手もそのおかげでスコアかファールを引き出せています。そこから徐々にペースを掴むPHX。あっという間に2点差まで詰めます。

対してMIAのバトラーは良い形でボールが回ると悉くスコアに繋げます。というよりオフボールムーブが秀逸。PHXのディフェンスが微妙。よって彼の独壇場。前半だけで30点。64:57で折り返しです。彼の良さはいつでもハードワークをするところ。苦境であればあるほどこのメンタルはチームに良い効果をもたらします。それが最も素晴らしい形で発揮された前半でした。

後半開幕、バトラーが前半に引き続き素晴らしい活躍です。オフェンスを完全に支配しています。ランを仕掛けてゲームセットな雰囲気でしたが、周りのシュートタッチが合わず。これはよくある現象で、誰か一人が大活躍してしまうと逆に周りがあまり入らなくなるやつ。そのせいで二桁点差でしのぎ切られてしまいます。

そして3Qも半分が過ぎると、ブッカーにボールが渡るようになります。それまではバトラーがボールすら渡しませんでした。しかし持てばこちらのもん。次々と得点し一気に点差を溶かします。

MIAはオフェンスでの停滞が点差を詰められた要因と考えたのか、単にPTマネジメントか、ドラギッチを投入します。すると一気に点取り合戦に。

特に点差の変化はなく3Qは最後のドラギッチのブザービーターで93:86。先ほどの周りが入らなくなってしまっていた中でも自分のオフェンスを実行したドラギッチは素晴らしいです。終盤は彼の独壇場でした。

そして4Q開幕と同時にドラギッチが3Pをヒット。そこからMIAが怒涛のラッシュでそのままゲームセット。PHXは何の抵抗もできず終わりました。最終スコアは124:108。

PHX 総評

オフェンスは素晴らしいものがあります。それはゲームメイクのルビオと、スコアラーのブッカーという二本柱によりディフェンスの歪みを作り出し、良いシチュエーションでボールを持った他選手も確実にスコアに繋げるスキルを持っています。

対してディフェンスはかなりなあなあ。前半はバトラー、後半はドラギッチにぐちゃぐちゃにかき乱されました。そしてノッた選手を止める対策も遅い。というよりこれといった施策を出さないまま終わってしまったよね。なので書くことがありませんでした。

これまでの勝ち星はオフェンス力で積み重ねてきた感が強いPHX。エイトンが戻ってきたら、もしかしたらディフェンスが改善されてより良いチームになるかも?そんなに甘いのかNBA。このチームには懐疑的な所感を持つ筆者であります。

MIA 総評

有望な選手が豊富にいます。身体能力の高いウイングに即戦力でありかつ伸びしろを感じるルーキー。大黒柱バトラーを中心としたベテラン陣。どんなシチュエーションにも対応することの出来る手札の多さが強みです。

このようなチームは昨季のLACのように、ポストシーズンで大番狂わせを起こすことが可能です。そしてその手札を切るのがエリックスポルストラ。ゾクゾクします。なんとかプレーオフに勝ち進んでほしいものです。

…ちょっと待て。ボックススコアを下にスクロールしてみるとウェイターズもウィンズロウもいるではないか。ちょっと使える選手多すぎないか?何やらトレードが起きそうな予感もしますね。

というわけで今シーズン楽しみなMIAでした。

バスケ少年に贈るTips

nbaバスケ指導君nbaバスケ指導君

今回はルーキーのヒーローに注目!

ドラフト13位のルーキーですが、有効なシュータームーブとチームメイトのバトラーも認める熱い闘志を持つ選手です!今後の成長にも期待できますし、まだ粗削りなプレーの中にも参考になるテクニックが盛りだくさん!

Tyler Herro Highlights

PICK UP

今回PICK UPするのは、前半30点と大活躍だったバトラーのジャージ!

これまではCHIでは21、PHIでは23でしたがMIAでは22番を着ています!

攻守でのハードワークでチームを勝利に導く彼のジャージをチェック!

Tシャツなのでユニフォームより使い勝手も良いですね!

Jimmy Buttler T-shirt